寒風山回転展望台


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岩陰からの涼風がミステリアスな風穴 ―古玉の池―

 寒風山の山頂部分は高低差のある2つの峰が並んでいます。
標高355mを回転展望台のある「塔の峰」(とうのみね)、標高339mを「姫ヶ岳」(ひめがたけ)と言います。

 姫ヶ岳のすり鉢状の底の辺りは「古玉ノ池」(ふるたまのいけ)と呼ばれています。昔は水を湛えており、大蛇が棲んでいたという言い伝えがあります。
 現在水は枯れていますが、雨が続いた時には、かつての池の底には画像のように一時的に浅くながら水が溜まり、一服の涼しさを醸します。

 古玉の池には「風穴」(ふうけつ)と呼ばれる洞窟の一種があります。風穴とは、洞窟内外の温度差や気圧差が原因となって、その出入り口から風を吹き出す洞窟のことです。

 日本の風穴は崩れた岩が重なって出来た隙間で成り立っているものが大半と言われています。しかし、寒風山の風穴は「溶岩トンネル」になっています。「溶岩トンネル」とは、溶岩が流れた際に表面が固まり、その内部の溶岩が流出していって出来た洞窟のことです。

 風穴への道のりは、古玉の池の底への散策路入口から徒歩で800mほど道なりに下ります。同散策路入口は、展望台側から見て、姫が岳の左脇にある妻恋峠駐車場前のT字路(車道)を右へ下ってすぐの所にあります。(冒頭の画像参照)
 底の窪地を回り込むように散策路を下っていくと、大小の岩が石垣のように重なっているところに行き着きます。その行き止まりに風穴があります。重なった岩の下の小さな隙間から、静かにゆっくりと涼しい風が絶えず吹き出しています。

 寒風山にお越しの際は、風穴からの涼風とともに、かつて水底だった古玉の池のミステリアスなトレッキングをご堪能下さい!